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「お昼ご飯持っていくね」が重荷に?産後ママを襲う義家族訪問ストレスからの脱却法

産後1週間。新しい命の誕生は、この上ない喜びと感動をもたらしました。しかし、同時に私の体はボロボロ、心は休まる暇もない日々が続いていました。夜中の授乳に、慣れないおむつ替え、ホルモンバランスの乱れからくる頭痛や吐き気。鏡に映る自分は、まるで別人のように憔悴しきっていました。そんな戦場のような日常の中で、私はただ、ほんの少しでも静かに横になれる安らぎの時間を切望していたのです。

そこへ夫からの一言。「週末、母さんがお昼ご飯持っていくって。せっかくだから、みんなで食べようか。」義母の優しさは、本来ならば心温まるもののはず。けれど、私の心には鉛のような重さがのしかかりました。「また数時間も滞在されるのか…」。その瞬間、全身の力が抜けていくのを感じました。

以前もそうでした。産院から戻って間もない頃、義実家からの訪問。遠回しに「まだ体が本調子じゃなくて…」「赤ちゃんが夜泣きで、なかなか休めなくて…」と伝えても、「あら、心配ね。じゃあ、私がいる間に少しでも休んでちょうだい」と、かえって滞在時間が延びる始末。リビングで義家族の話し声を聞きながら、私は寝室の隅で、赤ちゃんを抱きしめてただ震えていました。夫も「俺から言ってみる」とは言ってくれるものの、彼の両親に強く言えない板挟みの姿が痛いほどわかり、その優しさが逆に私の心を締め付けました。

「もう限界かもしれない…」「なぜ私だけがこんなに気を遣わなければならないの?」「このままでは、赤ちゃんと向き合う気力まで奪われてしまう…」そんな心の声が、疲弊しきった私をさらに追い詰めていきました。食卓には義母が作ってくれた温かい料理が並ぶけれど、気疲れで喉を通らない。無理に笑顔を作り、会話を続けるのも、まるで完璧な演技を強いられているようでした。赤ちゃんが寝ていても、気を遣ってリビングで過ごし、結局休めない。授乳の時間も、義家族の視線が気になって落ち着かず、赤ちゃんの抱き方も不自然になってしまう。私のストレスは、きっと赤ちゃんにも伝わっていたでしょう。

食材を運んでくれるのは、本当に助かる。その気持ちには心から感謝しています。しかし、その「親切」の裏に隠された「長時間滞在」というプレッシャーが、私から産後の貴重な回復時間、そして何よりも赤ちゃんとの絆を深めるための穏やかな空間を奪っていく。このままでは、心も体も壊れてしまう、という強い危機感を抱きました。

産後の母親に必要なのは、誰よりも「静かに休める時間」と「赤ちゃんとの絆を深める穏やかな空間」です。義家族の愛情は本物だと理解しつつも、まずは自分と赤ちゃんの心身を守る勇気が必要です。それは決して「わがまま」ではありません。母親としての最初の、そして最も大切な「境界線」を引く練習なのだと、自分に言い聞かせました。

産後のあなたは、ただでさえ想像を絶する頑張りをしています。その頑張りの上に、さらに「良い嫁」の仮面を被り、過剰な気遣いを続ける必要は一切ありません。あなたの心と体の声に耳を傾け、本当に必要な「回復」と「安らぎ」を取り戻すために、一歩踏み出す時が来たのかもしれません。たとえば、訪問時間を短くしてもらうお願いや、食事は玄関で受け取る形にするなど、小さな工夫から始めてみませんか。それは、あなたと赤ちゃんの未来を守る、大切な第一歩になるはずです。