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産後8ヶ月、完母で止まらない食欲…お米3合の罪悪感を「愛の証」に変えるママの道

「また、やってしまった…」夜中に目を覚ますと、空っぽになったお茶碗が恨めしそうに私を見つめていた。産後8ヶ月、完母の私は、まるで底なし沼のようにお腹が空く。この数時間前、夕食で食べたばかりだというのに、気づけば炊飯器の蓋を開け、湯気の立つ白米を無心でかき込んでいた。きっと今日も3合は食べた。パンやお菓子は我慢できても、お米の誘惑には勝てない。「もうダメかもしれない…このまま断乳したら、絶対に激太りする。なぜ私だけがこんなに食欲が止まらないの…?」鏡に映る、少しずつ変化していく自分の体を見るたびに、焦りと自己嫌悪が心を蝕む。かつての自分とは違う姿に、寂しささえ覚える日々だった。

この底知れない食欲は、あなたの「頑張り」の証です。母乳育児は、想像を絶するエネルギーを必要とする壮大なプロジェクト。あなたの体は、赤ちゃんのために全力で栄養を送り出そうと、本能的に「もっと食べろ」と司令を出しているのです。まるで、満水のはずなのに常に警告ランプが点滅している車のガソリンメーターのように、目に見える食事量だけを見て「食べすぎ」と自分を責めるのは、エンジンの異常な消費量を見落としているようなもの。プロラクチンなどのホルモンも食欲に影響を与え、睡眠不足や育児ストレスがさらにその炎を煽ることも少なくありません。

しかし、このまま罪悪感を抱きながら食べ続けるのは、心にも体にも良いはずがありません。本当に必要なのは、食欲を「敵」と見なすことではなく、その「声」を正しく理解し、賢く応える方法を知ることです。あなたの体は、単にカロリーを求めているのではなく、質の良い栄養と心の平穏を求めているのかもしれません。

まずは、食事の「質」に目を向けることから始めましょう。タンパク質や食物繊維を意識的に取り入れ、血糖値の急上昇を抑える工夫をする。そして、決して一人で抱え込まず、助産師や栄養士といった専門家のサポートを借りることも大切です。彼らは、あなたの体のメカニズムを理解し、あなたに合った具体的なアドバイスをくれるでしょう。

この時期は、あなたが新しい命を育むための、かけがえのない時間。食欲という大きな試練は、あなたが自分自身と向き合い、より深く理解するための「旅」の始まりです。断乳後の未来を恐れるのではなく、今この瞬間の自分を慈しみ、賢い選択を重ねることで、あなたは必ず、心も体も満たされた、輝く新しい自分に出会えるはずです。その食欲は、あなたの体が赤ちゃんを育む「愛の証」。罪悪感ではなく、賢い選択で未来を変えよう。お米3合の向こうに、新しいあなたが見える。今こそ、心と体の声に耳を傾ける時です。